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図形の回転

イメージする力


このプリントは、「心的回転」や「メンタルローテーション」と言われる課題のプリントです。
物を頭の中で回転させてイメージすることを言います。この課題が解けるようになるためには、様々な視点に立って物事をとらえることができるかどうかの力が必要になります。

この課題に苦手さがあると、地図を読むことが難しかったり、折り紙を見本と同じように折ることが難しかったり、算数の図形の授業(例:展開図)で苦労したりと、生活や勉強で困ることが多くあります。

この課題は、苦手なお子さんと得意なお子さんの差が大きい課題です。そのため、「図形の回転」と「絵の反転」の2種類に分けて作成しました。「図形の回転」に難しさのある場合は、先に「絵の反転」に取り組んでみましょう♪

やさしい









































むずかしい









































【保護者の方へ】
メンタルローテーションは、プリントだけではなく遊びの中でも十分に育てていける課題です。このプリントへの取り組みに抵抗感がある場合は、ブロックや積み木で遊ぶことを通して、力を育てていきましょう。
その場合、簡単なものからで構いませんので、「見本と同じものを作る」という遊びができると良いかと思います。お子さんの想像力を邪魔しない程度に、遊びの中に取り入れていきましょう♪

【専門職の方へ】
心的回転の課題です。個別で指導をされている先生方は、ぜひお子さんの取り組み時間を測定してみてください。
意図理解に難しさがある場合は、「絵の反転」から取り組んでいただくことをお勧めします。

「図形の回転」では、「やさしい問題」と「むずかしい問題」の2種類を作成しました。お子さんの発達段階に合わせて使っていただけたらと思います。
「やさしい問題」は、3×3のマスを使用しており、中に書かれている図形自体の方向は変わりません。そのため、図形の位置のみとらえられるように作成してあります。
「むずかしい問題」は、4×4のマスを使用しており、中に三角形の図形を加えてあることから、図形の方向も変化するように作成してあります。ぐっと難易度が上がると思いますので、無理のない範囲でお子さんに取り組みをうながしていただけたらと思います。

心的回転については、お子さんによっては非常に苦手さのある課題と言われています。
イメージの課題が大きいため説明にも難しさがありますが、その場合は見本をハサミで切り、実際に動かしてお子さんに見せるなどするとわかりやすいかと思います。
ご家庭で学習するには少し限界のある分野かと思いますので、このプリントが先生方のお役に立てることを願っています♪

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