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絵の反転

イメージする力


このプリントは、「心的回転」や「メンタルローテーション」と言われる課題に含まれるもので、鏡映反転のプリントです。
「心的回転」は、物を頭の中で回転させてイメージすることを言います。この課題が解けるようになるためには、様々な視点に立って物事をとらえる力が必要になります。反転も同様に、別の視点から対象を見る必要があります。

この課題に苦手さがあると、地図を読むことが難しかったり、折り紙を見本と同じように折ることが難しかったり、算数の図形の授業(例:展開図)で苦労したりと、生活や勉強で困ることが多くあります。

一般的な「心的回転」のプリントに取り組む前段階のスキルとして、このプリントを作成しました。左にある見本の絵を鏡で写して別の視点を実際に見てみることで、まずは「別の視点がある」ということを理解していきましょう。
鏡で写す際は、絵の上か下に鏡を当て、上下反転させる形で絵を見てみましょう。

鏡で写さなくてもイメージすることができるようになったら、次は頭で考えてみましょう。
このプリントでは、教える側が苦労しない工夫として、見本となるイラストを下に付け加えています。また、まずは問題の意図を理解することが優先されるため、2つあるイラストの中から正解を選ぶプリントも用意しました。
お子さんに意図を理解していない様子があった際は、見本となるイラストをハサミで切り取り、実際にイラストを逆さまにして(上下に反転させて)見せてあげてください。プリントのため、見本が裏になってしまいますが、透ける形で向きを確認することはできるかと思います。

この課題は、苦手なお子さんと得意なお子さんの差が大きい課題です。そのため、「絵の反転」と「図形の回転」の2種類を作成しました。「絵の反転」が上手にできるようになったら、次は「図形の回転」に挑戦してみましょう♪




















































【保護者の方へ】
この種類の課題は、教えることに非常に苦労する課題です。このプリントでは、鏡を使ってお子さんの興味を引けるように工夫をしました。ご家庭では限界もあると思いますので、楽しんで出来そうな場合だけご使用ください♪

【専門職の方へ】
個別で指導をされている先生方は、ぜひお子さんの取り組み時間を測定してみてください。

心的回転および反転については、お子さんによっては非常に苦手さのある課題と言われています。
イメージの課題が大きいため説明にも難しさがありますが、このプリントでは教える側が苦労しない工夫を取り入れてあります。
ご家庭で学習するには少し限界のある分野かと思いますので、このプリントが先生方のお役に立てることを願っています♪

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