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粗大運動(全身運動)




ここでは、粗大運動(全身運動)の発達について解説します。
正直にお伝えすると、プリント学習で粗大運動の発達をうながすことには限界があると思います。
しかしこの粗大運動という力は、「全体の発達の土台になる力」と言われており、子どもの発達を説明するためには欠かせない力なのです。
そのため、ここでは皆さんに知っておいていただきたい情報をまとめたいと思います。

運動面は、大きく分けて、粗大運動と微細運動に分けることができます。
粗大運動とは、全身を使った運動のことです。歩く、走る、跳ぶなどは全身運動です。
微細運動とは、手先の操作や口元の筋肉の発達など、細かい運動のことです。

人間の身体の発達というのは、「頭から身体の下へ」「中心から抹梢へ」「粗大運動から微細運動へ」向かって進んでいくと言われています。
この書き方では少し分かりにくいので、ざっくりとご説明します。
あくまで一例ととらえてください。

【例】
体幹や腹筋などの筋力が育つ

座っていることができる

手先を使う遊びが多くできるようになる

手先が育つ

こんなイメージです。
手先が育てば、鉛筆も上手に使えるようになります。鉛筆が上手に使えるようになれば、文字を書くことができるようになります。
こう考えると、「全身運動が全体の発達の土台になる」ということも頷けますね。
この力に苦手さがあると、例えばこんなことに困ることがあります。

・姿勢が悪い。
・椅子に足を上げて座る。
・机に肘をついてご飯を食べる。
・立っている時にフラフラしている。
・椅子を後ろに倒したりガタガタさせながら座る。

この場合、「ちゃんと座りなさい!」「動かないで!」という声掛けは、ほとんど意味がありません。それよりも、体幹をしっかりと育てたり、バランス感覚を育てたりする方が、解決への近道なのです。
やんちゃワークでは、子どもの粗大運動を育む玩具やアイテムを紹介しています♪




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