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記憶力




これは文字通り、物事を覚えておく力のことです。
一般的にもよく使われる単語ですので、この力に苦手さがあるとどんなことに困るのか、想像がしやすいかと思います。
記憶力に苦手さがあると、例えばこんなことに困ることがあります。

・勉強についていけない。
・忘れ物が多い。
・質問に答えているうちに、質問を忘れてしまって話が逸れる。
・〇〇して、△△して、□□してね、と言われると最初が抜けてしまう。
・黒板に書いてある文字を覚えて自分のノートに書き写さなければならないため、板書が苦手。
・歌が覚えられない。

このように、学習面だけではなく生活面全般で困ることが出てくる可能性があります。
ただし、「記憶力」と言っても、様々な種類の記憶力があります。ここでは、その一部をご紹介します。

【聞いたことの記憶(聴覚記憶)】
これは、聞いたことを覚える力のことです。「何度言っても同じことを繰り返す」「九九が覚えられない」という相談をよく受けますが、これはこの力に苦手さがある可能性が考えられます。
しかし、聞いたことを覚えておくことが苦手なのであれば、見せて記憶につなげてあげれば良いのです。絵や文字を書いて伝えたり、どうしても口頭で伝えなければいけない時は、短い言葉で1つずつ伝えるなどの関わりができると良いかと思います。
実は管理人もこの力が苦手です(笑)普段の仕事では、言われたことをすぐにメモして覚えておくようにしています。苦手な力があっても、他の力で補えるようになると楽になりますよね。

【見たことの記憶(視覚記憶)】
これは、見たことを覚える力のことです。この力に苦手さがあると、ダンスや体操を覚えることに苦労することがあります。この場合は、「ひらいて、とじて、ジャンプ!」などと動きに言葉を添えてあげると覚えやすくなるかと思います。

この他に、数字や記号といった「無意味記憶」や、自分で実際に体験したことである「エピソード記憶」、短い時間覚えておく「短期記憶」や、長い時間覚えておく「長期記憶」など、記憶は本当に色んな面からみることができるのです。
「記憶力がない、記憶が苦手」ととらえるのではなく、「記憶のどんな部分が苦手なのか?」という視点でお子さんを観察してみましょう。そして、それぞれの得意不得意によって関わり方も変わってきます。「どんな関わり方だと記憶につながりやすいのか」を、注意深く見てみましょう。
やんちゃワークでは、お子さんの記憶力に関する特徴を知ることができるプリントを多く掲載しています。

こちらのプリントを使って、楽しく記憶力を育てていきましょう♪
※ページの最後に、遊びの中で記憶力を育ててくれる玩具を紹介しています。



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