やんちゃワーク | やんちゃワークは、子どもの発達が専門の公認心理師が作成した無料学習プリントサイトです。

おもちゃ紹介

このページは、おもちゃ紹介のページです。

管理人は、子どもの発達に関わる心理士として、療育や学習支援、カウンセリングなどを行ってきました。その中で、子どもの発達を助けてくれるおもちゃや教材に多く出会ってきました。

管理人は、『楽しく遊んでいたら、いつの間にか力が育っていた』という状態を、1つの理想としています。そのため、プリントでの学習だけでなく、おもちゃやゲームを通して自然と力を伸ばしていけたら、とても素敵なことだと思っています。

そこでこのページでは、各課題に応じたおもちゃの紹介をしていきます。
「気持ちのコントロールが苦手なお子さんには、こんなおもちゃがお勧めですよ」といった紹介を、心理学的な視点で、遊ぶ時の関わり方などを交えながらご紹介します。

ご紹介するおもちゃや教材は、公認心理師である管理人が、実際に子どもと使ったり、子どもが使っている場面を見たりした中で、効果を実感した物に限定します。

ただし、ご紹介したおもちゃや教材は、子どもの発達や学習能力等の向上を保証するものではありません。また、ご紹介した物を使用した際の怪我や事故は一切責任を負いませんので、予めご了承ください。

お子さんへの誕生日プレゼントや療育機関・教育機関での備品購入などでお役立て頂ければ幸いです♩

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★ 感情理解・感情のコントロール

百人一首

「昔からある百人一首が、なぜ感情コントロールの練習になるの!?」と、驚かれる方もいらっしゃるかも知れません。
これは、私が社会人1年目に先輩から教えて頂いたゲームです。
普通に百人一首でカルタをするのではなく、「坊主めくり」というゲームを百人一首でやります。
とっても簡単でルールもわかりやすいので、ご紹介します。

【坊主めくりの遊び方】
※2人以上で遊ぶゲームです。
※絵が描かれたカードだけを使います。そのカードを裏向きにして積み上げます(山札)。
・順番を決め、1人ずつ順番にカードを取ります。
◇絵札が男の人(殿)の場合は、そのまま自分の手札にします。
◇絵札が僧侶(坊主)の場合は、引いた人が持っているカードを全て捨てます(山札の隣に積み上げる)。
◇絵札が女性(姫)の場合は、山札の隣に置かれたカードを全てもらえます。
※山札が全てなくなった時、一番多くカードを持っている人の勝ちです。

このように、ルールがとても簡単でゲーム自体がどんどん進むので、「負けていることが分かりにくい」ゲームなのです。
また、「坊主」を「ハゲ!」「スキンヘッド!」と言い換えながら楽しくゲームを進めることができるので、坊主が出ても受け入れやすいということも、このゲームの良い所です。
山札の最後が「坊主」だったり「姫」だったりする場合もあるので、最後に大逆転なんてこともあります。「ゲームって最後までわからないよね」という理解の練習にもなりますので、とてもお勧めのゲームです♪

すごろく

感情のコントロールが苦手なお子さんは、すごろくが苦手であることが多くあります。
すごろくは、「負け続けている」ことや「差が開いてきている」ということが目で見てはっきり分かるため、向き合い続けることが難しいお子さんが多いのです。

「スタートに戻る」や「○マス戻る」といったマスに止まるともう大変!ということもあるのではないでしょうか。途中で、「もうやめる!」というお子さんも多いですよね。
すごろくは勝ち負けを受け入れる練習にとっても良い遊びですが、他のゲームで勝ち負けの受け入れを慣らしてから取り組むことをお勧めします。
すごろくは、言葉の理解力は順番を守るといった社会性、数概念や目と手の協応の育ちにもつながる遊びですので、とてもお勧めです。
すごろくは、雑誌のような形で多く売られています。お子さんの興味関心に合ったものを選んで頂けたらと思います。

管理人が療育現場や学校でよく見かけるのは、この「すごろくランド」です。様々なシチュエーションのすごろくが掲載されており、子どもたちも飽きずに取り組んでくれます。なお、カタカナの表記がありますので、ある程度カタカナが読めるようになってから取り組んでいただけると良いかと思います♪

人生ゲーム

多くの方が一度は遊んだことのあるゲームかと思います。
人生ゲームはすごろく同様、感情のコントロールが苦手なお子さんは苦手であることが多くあります。
これは、「負け続けている」ことや「差が開いてきている」ということが目で見てはっきり分かるためです。途中で、「もうやめる!」というお子さんも多いですよね。
人生ゲームは、勝ち負けを受け入れる練習にとっても良い遊びですが、他のゲームで勝ち負けの受け入れを慣らしてから取り組むことをお勧めします。
人生ゲームは、言葉の理解力、人とのコミュニケーション、社会的なスキル、お金の知識、目と手の協応、数概念など、非常に多くのことを学べるゲームです。

1回のゲームで結構な時間が掛かるため、集中力をつけることにも役立ちます。
家族で遊ぶことで、コミュニケーションツールにもなりますね。大人も夢中で遊べるゲームかと思います。
決して安いゲームではありませんが、作りもしっかりしているため長く遊べるゲームです♪

ドキドキクラッシュ

このゲームは、「日本おもちゃ大賞」で大賞を受賞しているだけあって、子どもにも人気が高く、多くの学びにつながるおもちゃです。

これは、人体模型に内臓や骨のパーツを埋め込んでいくゲームです。
強くはめ込んでしまうと、これまではめていたパーツが飛んできます。
それがとてもドキドキするのです…!
状況に合わせて音楽が変わるので、その演出でもまたドキドキ度が増します!

人体模型という所が子ども心をくすぐるようで、療育や学校現場でも非常に人気の高いおもちゃでした。
パーツが飛び出ることを笑いに変えられるのが、このおもちゃの良いところだなと思います。

「心臓ってここにあるんだ」「肺って2つあるんだね」などと、遊びながら知識を積み重ねていける所も素敵ですね。
また付属のピンセットを使って臓器をはめていくため、手先の操作性も育ててくれます。

ただし、とてもドキドキするゲームですので、ドキドキすることが苦手なお子さんには避けていただいた方が良いかと思います。

「ドキドキすると手がぎゅーってなるよね」「ドキドキすると心臓がバクバクいうよね」などと、身体の変化を言葉にして伝えてあげられると良いかと思います。
「ちょっと落ち着こう、落ち着くために何する?」「深呼吸しようか」と伝えることで、自分で気持ちをコントロールする練習にもなります。

この練習をするのにはとても良いゲームなのです。
ドキドキが大丈夫なお子さんには、ぜひ遊んで頂きたいおもちゃです♩

★ お助け教材

タイムタイマー

切り替えが苦手なお子さんや、時間の経過を実感しにくいお子さん、見通しがないと不安になりやすいお子さんに対しては、特に使いやすいタイマーかと思います。
物事の「始まり」と「終わり」が分かりやすく、「残りの時間」が目で見える形で把握できるため、見通しを持ちやすいと言われています。
このタイマーは、時計が読めないお子さんでも使えるため、幼稚園や保育園、学校や療育機関など、非常に多くの場所で使われているものです。
少し値段は高いですが、これくらいのサイズだと2人以上(親子や教師生徒など)での共有がしやすいかと思います。見通しが持てるようになることで、先を見越した行動にもつながります。
お子さんによっては、「終わること」に不安を感じるお子さんもいらっしゃいます。そのため、「残り時間」の減りが目で見えてわかることが、かえってパニックにつながる場合もあります。
その時は、「タイマーが鳴ったら楽しいことがある」という状況で使用するようにしてください。そうすることで、時間が減っていくことに対する不安や恐怖心も徐々に減っていくかと思います。
十分に慣れたら、次は気持ちの切り替え場面で使っていただけたらと思います。
ゲームの時間、お片付けの時間、目的地に到着するまでの時間、お勉強の時間など、様々な場面で使える物です。

イヤーマフ

特定の音を怖がるお子さん、聞こえてくる音が邪魔で注意が散漫になりやすいお子さんなど、聴覚過敏のあるお子さんに試していただきたいアイテムです。
サイズは大人用とありますが、一般的に小学生以上のお子さんであれば、ヘッドバンドの長さを調節してお使いいただけるかと思います(お子さんの頭の大きさと商品の大きさを確認してご購入ください)。
聴覚過敏のあるお子さんにとって、音は集中を妨げる余計な刺激になってしまいます。
そのために本来の力を発揮できなかったり、集団活動に参加できなかったりと、不利益になることが多くあります。
そのような場合は、不安やパニックになる前に、イヤーマフで音を聞こえないようにしてあげられると良いでしょう。

イヤーマフは、低音から高音までの騒音を遮断します。そのため、話しかけられても気付きにくいというデメリットはありますが、集中したい時や特定の音(例:雷や掃除機の音)を遮断したい時は、とても有効です。

デジタル耳せん

特定の音を怖がるお子さん、聞こえてくる音が邪魔で注意が散漫になりやすいお子さんなど、聴覚過敏のあるお子さんに試していただきたいアイテムです。
聴覚過敏のあるお子さんにとって、音は集中を妨げる余計な刺激になってしまいます。
そのために本来の力を発揮できなかったり、集団活動に参加できなかったりと、不利益になることが多くあります。
そのような場合は、不安やパニックになる前に、音を聞こえないようにしてあげられると良いでしょう。
デジタル耳せんはイヤーマフとは異なり、騒音をカットして人の声だけを聞こえるようにしてくれます。
そのため、学校でのアナウンスや相手からの言葉は聞こえるところが良いですね。
お子さんの特徴に合わせて選択してみてください。

パーテーション

様々なことに注意が向かいやすく、手元の作業に集中しにくいお子さんに使っていただきたいアイテムです。
お子さんにとって作業の邪魔となる刺激として、大きく「見えるものの刺激」と「聞こえることの刺激」に分けられます。パーテーションは、「見えるものの刺激」を遮断してくれるアイテムです。
例えば朝の着替えの時、おもちゃやご飯が見えてしまうために着替えに集中できないお子さんがいます。
また、食事中も他のものに気持ちが向かってしまい、席を立ったり食事が進まなかったりするお子さんもいます。そういった時は、他の刺激を見えないようにしてあげることで、手元の作業に集中しやすくなります。
いくつかの色展開がありますが、色が濃すぎると気持ちが高まってしまう可能性もあるため、なるべく薄い色のものが良いかと思います。
多くの場面で使用できるアイテムですので、ぜひご家庭でも使ってみてください。

★ 想像力・イメージ

お医者さんごっこバッグ

これは、よりリアルにお医者さんごっこを楽しめるおもちゃです。
聴診器や注射器、ハンマーやピンセットなどが入っています。バッグが付いているため、お片付けもしやすいところが良いですね。
リアル感のある作りと、赤・青・黄色で統一されたはっきりとした色使いが、お子さんの興味を引くポイントかと思います。ハサミや注射器は実際に動かすことができるため、とても楽しんでくれるお子さんが多いです。
お医者さんごっこは、基本的に相手を必要とする遊びです。相手がお腹を抑えて痛がっているからお腹を見たり、相手が頭痛を訴えた時にその原因を考えたりすることで、想像力や社会性、コミュニケーション能力が育っていきます。
病院をとても怖がったり、健診時にパニックを起こすお子さんもいらっしゃるかと思います。それは、「見通しの持ちにくさによる不安」が原因のことも多くあります。
そのようなお子さんには、日頃からお医者さんごっこで診察や健診のマネっこ遊びをしていきましょう。楽しい経験の積み重ねが、病院への恐怖心や抵抗感を減らしてくれたり、見通しの持ちやすさにもつながっていきます。
お子さんと役割を交代しながら、楽しい雰囲気の中で遊んでいきましょう♪

ジャムおじさんのパン工場

子どもたちから大人気、アンパンマンのおもちゃです。「ジャムおじさんの焼き立てパン工場」というおもちゃで、キャラクターがパンになっており、それがとても魅力的なのです。
レジやお金があったり、焼き窯があったり、ショップバッグやトレイも…!リアルさの中に子どもたちの心を惹きつける魅力がたくさん溢れています。
子どもの発達をうながすことにもとっても良いおもちゃで、管理人もよく仕事で使っていました。
どのお子さんも夢中で遊んでくれ、「またやりたい!」と何度言われたかわからない程です。
パン屋さんごっこをして遊べるため、「想像力・イメージ」「人との関わり方」「お金のやり取り」「他者視点(店員と客)」などを学ぶことができます。
またこのおもちゃは、パンを取る時にトングを使用するため、「手先の操作」を育てることにもつながります。
パンをレジに通すとレジが光ったり、パンが焼けると音楽が流れたりするところがとても楽しく、その度に子どもと大人が目を合わせ、笑い合うこと(感情の共有)が自然とできるおもちゃです。
本当に工夫して作られているなぁと思うおもちゃです♪

おままごとセット

ままごと遊びのセットです。ままごと遊びは、お子さんの想像力・イメージを育ててくれる遊びです。
また、「物の名前を覚える」「人との関わりを学ぶ」「役割をこなす」など、お子さんの発達段階によって学べることが多くあり、長く遊ぶことができます。
ままごとセットでも、木でできたものやプラスチックでできたものなど様々な種類がありますが、お子さんの発達段階や得意不得意に合わせて選ぶことをお勧めします。
木でできたマグネット式のものは、ある程度くっつきやすく離しやすいため、小さいお子さんにはお勧めです。こちらの方が色に暖かみもあり、部屋自体を邪魔しない色合いのため、大人からの人気は高い印象があります。
プラスチックでできたマジックテープ式のものは、手先の不器用さがあるお子さんにはお勧めです。
マジックテープがついたパーツを剥がす、という動作自体が手先を育てるからです。
また、プラスチックの方が色合いがはっきりしており、お子さんの興味は引きやすいかと思います。こちらの方が値段が安いのも良いところですね。
いずれにしても、想像力・イメージを育てるためにはとても良いおもちゃだと思います。
また、野菜や果物の他に、お鍋やボウル、泡立て器なども揃えられると、さらにイメージが膨らんでいくかと思います♪

ケーキ職人

木の素材でできた、ケーキのおもちゃです。このおもちゃ、本当に可愛いのです。色使いやフルーツの質感がとっても魅力的で、子どもに見せると一気に顔が輝くのが分かります。
このおもちゃは、「ケーキをデコレーションするおもちゃ」です。「そのおもちゃでどんな力が育つの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、私が仕事で使う時は、主に次の目的で使っていました。
それは、「想像力・イメージ」「手先の操作」「数概念」「社会性・コミュニケーション」です。
茶色の紙をチョコソースに見立てる想像力、物をつまむ・ケーキを切るなどの手先の操作、ロウソクを数えたりケーキを分けたりする数概念、人とやり取りをしながらデコレーションをする社会性・コミュニケーションの発達など、色々な力を伸ばしてくれます。
特にこのおもちゃは、完成したものが失敗になることはありません。木に磁石が埋め込まれているため、デコレーションできる場所も決まっています。どのようにデコレーションをしても仕上がりが素敵になるので、お子さんにとっては達成感も大きいのです。
子どもにとっては、ずっしりとした重量感と程よい大きさのおもちゃです。ぜひコミュニケーションを取りながら遊んでみてください♪

楽しいこむぎねんど 12色セット

色がついた小麦粉粘土です。小麦粉粘土は手作りすることもできますが、この商品は色がはっきりとしており、柔らかさもちょうど良く、お子さんにとっては扱いやすい(形を整えやすい)硬さでできています。
特に手先が不器用なお子さんには、これくらいの硬さがちょうど良いかと思います。
管理人が使用した感触では、比較的長持ちする商品です。手作りの小麦粉粘土は、日にちが経つにつれて硬さも変わってしまいますが、この商品はそのような印象がありませんでした。
粘土遊びは、色の学習や想像力の発達、手先の操作性の向上につながりやすい遊びです。
特に、「赤色はトマトにもなるし、いちごにもなる」といった見立てる力は、想像力・イメージを伸ばしてくれます。また、「焼いているマネ」「混ぜているマネ」などの遊びも、想像力を必要とする遊びです。
また粘土は、「こねる」「丸める」「伸ばす」「つぶす」など、非常に多くの手先の操作を経験することができます。「楽しく遊んでいたら、手先の操作が上手になっていた」ということが理想の形ですが、粘土はそれにピッタリな遊びです。
楽しく粘土遊びをしながら、お子さんの発達をうながしていきましょう♪
※小麦粉アレルギーのあるお子さんには、寒天粘土で探してみてください。

★ 問題解決力

こんなときどうする?

これは、「こんなときどうする?」という問題が描かれたカードを子どもに提示して、問題解決力や社会的なルール、想像力や文脈理解の力を伸ばしていく教材です。
「ソーシャルスキルトレーニング」で使うことの多い教材かと思います。
このカードはイラストもかわいらしく、カラーで作られているため、お子さんの興味をひきやすい作りになっています。

また、カードの裏には、お子さんに問題を出す時の大人側のセリフや、「こんなヒントを出すと良いですよ」といったポイントが書かれており、非常に使いやすいのがおすすめポイントです。
こういったカードは値段が高いですが、枚数は110枚入っており、各カードのねらいも書かれているため、お子さんへの指導場面や学習で使用するには良いアイテムかと思います。
カードになっているので、何度も使えるのが良いですね。

やんちゃワークにも「こんな時どうする?」というプリントがありますので、プリントでの学習を終えた方は、このカードを試してみてください。

オセロ

定番のゲームですね。管理人も子どもの頃はよくオセロで遊んでいました。
ボードゲームに共通して良いところは、「人と関わって遊ぶゲームであること」「順番を意識しやすいこと」「勝ち負けを受け入れる練習ができること」「ゲームのルールをじっくり学べること」などが考えられるかと思います。

そして、ルール自体は単純で覚えやすいものが多いため、ルールを守ることだけに気を取られるのではなく、人と遊んでいることを意識しながら遊べます。
オセロは、自分の陣地を広げるためにどこに駒を置くのか、相手に陣地を取られないためにどう対処するのかなど、先の状況を見越した問題解決力を必要とします。
遊んでいるうちに、自然と考える力が身に付くゲームです。大人も楽しめるゲームですので、休日など、ぜひお子さんと遊んでみてください。

スタディ将棋

丁寧に将棋を学べるおもちゃです。
駒に矢印が描かれているため、駒の性質を暗記していなくても遊ぶことができます。また、その矢印の描かれ方がとても分かりやすいのです。
このようにルールを目で見える形で示してくれると、お子さんも負担なく遊べるかと思います。
将棋は、相手の出方を予測する力や、自分の駒を取られないための解決策を考える力を必要とします。
先を読みながら繰り広げられるルールですので、想像力をフルに回転させて作戦を考える必要があります。
問題解決力やそれに伴う想像力、集中力も育ててくれます。管理人も、よく療育でこの将棋を使って遊んでいました。
何歳になっても楽しめるところや、相手を実際に意識しながら遊べるところがこのゲームの良いところですね。

最初は勝ち負けにこだわらず、まずは将棋を楽しむところから始めてみましょう♪

★ 文脈理解

お話づくり絵カード

このカードは、4枚の絵を時系列に並べてお話を作るものです。
当サイトでも「お話作り」のプリントを公開していますが、それをイメージして頂ければ使い方が分かりやすいかと思います。

カードは全部で52枚入っています。そのうち4枚は、感情のカードです。
12種類のストーリーを作ることができますが、1度使ったらおしまいということはなく、登場人物に名前をつけたり、吹き出しをつけてセリフを考えたり、人物の感情を考えたり、3枚目以降のお話を自分で作ったり・・・とにかく使い方は沢山あります!

このカードを並べるためには、絵を見て前後の文脈を理解する必要があります。
人の表情や背景をヒントに時系列を考える練習ができるのは、このカードの素晴らしい所かと思います。
管理人も自分で買って所持していたくらい、このカードは色んなお子さんに使っていました。
ゲーム感覚で並べられるため、子どもたちも楽しんで取り組んでくれます。
療育機関や特別支援で使われることの多い教材です。

もう1つ、このカードの素敵な所は、絵の裏に文章が書かれているという点です。
別で紹介している「おはなしづくりカード」と異なる点は、この文章があるかどうかです。
「絵を見れば時系列がわかるけれど、文章だけだと難しい」というお子さんもいらっしゃいました。
文章だけでは状況を頭でイメージしにくくなるため、難易度が上がるのです。
文字はひらがなとカタカナで構成されています。
文章をスムーズに読むことができるようになった段階で、取り組んで頂けたら良いかと思います♩

おはなしづくりカード

このカードは、4枚の絵を時系列に並べてお話を作るものです。
当サイトでも「お話作り」のプリントを公開していますが、それをイメージして頂ければ使い方が分かりやすいかと思います。

カードは全部で48枚入っています。
正方形のカードが可愛らしく、頑丈な作りになっているため、お子さんが折ってしまう心配が少ないカードです。
12種類のストーリーを作ることができますが、1度使ったらおしまいということはなく、登場人物に名前をつけたり、吹き出しをつけてセリフを考えたり、人物の感情を考えたり、3枚目以降のお話を自分で作ったり・・・とにかく使い方は沢山あります!

このカードを並べるためには、絵を見て前後の文脈を理解する必要があります。
人の表情や背景をヒントに時系列を考える練習ができるのは、このカードの素晴らしい所かと思います。
管理人も自分で買って所持していたくらい、このカードは色んなお子さんに使っていました。
ゲーム感覚で並べられるため、子どもたちも楽しんで取り組んでくれます。
療育機関や特別支援で使われることの多い教材です。

別で紹介している「お話づくり絵カード」と異なる点としては、このカードには文章や感情カードは入っていません。
イラストはやや古めな印象がありますが、淡い色の組み合わせが素敵なイラストです。
また、想定されてるストーリーが日常生活に沿ったものが多い割に、色んなストーリーを展開しやすいイラストになっているのです。
お子さんによっては、「なるほど!そういうストーリーもありだよね!」という回答をしてくれることもあり、そのイメージの広がりはこちらのカードの方が多い印象があります。
ゲーム感覚で楽しみながら取り組んで頂きたい教材です♩

ソーシャルスキルトレーニング絵カード

これは、ソーシャルスキルトレーニングの教材です。
社会的な決まり事や暗黙のルール、状況の読み方を学ぶことができます。
カードに描かれているイラストを見て、

・どういう状況か
・周りの人の気持ちはどうか
・この後何が起きる可能性があるか
・どう行動すれば良いか

などといったことを考え、答えていきます。
前後の文脈を考える場面が非常に多いため、社会的なスキルを学習するカードでありつつも、文脈理解を育てることにもつながるカードです。

この教材の良いところは、場面設定や身に付けたいスキル別に分かれているところです。
幼児さんから使えるカードが揃っている所も素敵です!
沢山の種類が出版されていますので、お子さんの得意不得意に合わせた購入をお勧めします。
ここでは、管理人が実際に使用したことのある教材をご紹介します。

療育機関や特別支援で使われることの多い教材です。
値段が高い教材ですが、絵カードの裏には場面の説明や学ぶポイントが書かれていますので、とても使いやすく作られています。
ゲーム感覚で楽しい雰囲気の中で取り組んで頂きたい教材です♩

こんなときどうする?

これは、「こんなときどうする?」という問題が描かれたカードを子どもに提示して、文脈理解や想像力、問題解決力や社会的なルールを習得する教材です。
「ソーシャルスキルトレーニング」で使うことの多い教材かと思います。
描かれているイラストを見て、前後の文脈を想像しながら回答をしていきます。
「このセリフを言ったら相手はどうなると思う?」「どうしてこうなってしまったんだろう?」などと質問をすることで、文脈理解の力を育てていきましょう。

このカードはイラストもかわいらしく、カラーで作られているため、お子さんの興味をひきやすい作りになっています。
またカードの裏には、お子さんに問題を出す時の大人側のセリフや、「こんなヒントを出すと良いですよ」といったポイントが書かれており、非常に使いやすいのがおすすめポイントです。

こういったカードは値段が高いですが、枚数は110枚入っており、各カードのねらいも書かれているため、お子さんへの指導場面や学習で使用するには良いアイテムかと思います。
カードになっているので、何度も使えるのが良いですね。

やんちゃワークにも「こんな時どうする?」というプリントがありますので、プリントでの学習を終えた方は、このカードを試してみてください♩

★ 手先の操作

LaQ

子どもたちから大人気のおもちゃ、「LaQ(ラキュー)」です。
LaQはレゴブロックよりもパーツが小さく、手先の細かい操作を使います。
特に、パーツをはめたり取ったりするためには、ある程度の力加減と操作性が必要です。
管理人としては、レゴブロックが負担なく組み立てられるようになってからLaQに挑戦してみることをお勧めします。

LaQは、手先の不器用さがあるお子さんも熱中して遊ぶことが多いおもちゃです。
パーツのカラフルさ、パーツがはまった時の気持ち良さ、作った物で遊べる楽しさ、立体的な物が出来上がった時の達成感など、理由は様々かと思います。
特に、”手先は不器用だけど、物を組み立てたり形を見たりする力が強いお子さん”には、ぜひLaQでの遊びを通して手先の操作を育てて頂けたらと思います。

これらの商品は作り方の冊子も入っているため、完成形をイメージしやすいのも良いですね。
LaQは手先の操作以外にも、「空間認知」「注意・集中力」「論理的思考」「想像力・イメージ」など、本当に多くの力を育ててくれます。

「作るのは大変だけれど、熱中していたらいつの間にか色んな力が育っていた」という流れが理想的です。
大人も一緒に楽しめるおもちゃかと思いますので、手助けをしてあげながら、楽しい雰囲気の中で遊んでみてください。
出来上がった物をお家に飾ったり、写真で撮って飾ってあげると、より達成感も大きいかと思います♩

パーラービーズ

パーラービーズというおもちゃです。
アイロンビーズという言葉の方が聞き慣れている方もいらっしゃるかも知れませんが、同じ商品です。
ビーズをプレートにはめ、上からアイロンをかけると、1つの作品が完成します。

パーラービーズはパーツが細かいため、「まずはビーズをつかむことが大変!」というお子さんもいらっしゃいます。ある程度は慣れのところもありますので、経験を積み重ねていきましょう。

パーラービーズは、手先の不器用さがあるお子さんも熱中して遊ぶことが多いおもちゃです。
”アイロンを使う”という、子供にとっては非日常的な体験も魅力的なのだと思います。
お子さんの年齢によっては、保護者の方と一緒にアイロンをしてみるのも良いでしょう。

特に、”手先は不器用だけど、物を組み立てたり形を見たりする力が強いお子さん”には、ぜひパーラービーズでの遊びを通して手先の操作を育てて頂けたらと思います。

パーラービーズの良いところは、プレートに好きな色をはめていくだけで完成度の高い作品になる所です。プレート自体が意味のある形(例:ハートやクマの形)をしているので、完成品が失敗になることはありません。また、アイロンをかけることでアクセサリーとして持ち物に付けられる所も素敵ですよね。
子どもたちがよく、「これ自分で作ったんだ!」と誇らしげに見せてくれます。
リュックに付けてあったりすると色んな人から褒めてもらえる機会ができるので、それもまた子どもの自信につながりやすいと思います。

制作途中でビーズがこぼれてしまい、イライラすることもあるかも知れません。その時は、大人が「大丈夫大丈夫!」と声を掛け、手助けをしてあげましょう。
完成後、「何回も頑張ったから素敵な物ができたね!」といっぱい褒めてあげましょう♩

小麦粉ねんど

色がついた小麦粉ねんどです。

小麦粉ねんどは手作りすることもできますが、この商品は色がはっきりとしており、柔らかさもちょうど良く、お子さんにとっては扱いやすい(形を整えやすい)硬さでできています。
特に手先が不器用なお子さんには、これくらいの硬さがちょうど良いかと思います。

管理人が使用した感触では、比較的長持ちする商品です。
手作りの小麦粉粘土は、日にちが経つにつれて硬さも変わってしまいますが、この商品はそのような印象がありませんでした。

ねんどは、「こねる」「丸める」「伸ばす」「つぶす」など、非常に多くの手先の操作を経験することができます。
「楽しく遊んでいたら手先の操作が上手になっていた」ということが理想の形ですが、粘土はそれにピッタリな遊びです。
その他、ねんど遊びは、色の学習や想像力の発達にもつながりやすい遊びです。
楽しく粘土遊びをしながら、お子さんの発達をうながしていきましょう♪

※小麦粉アレルギーのあるお子さんには、寒天粘土で探してみてください。

わごむパターンボード

このおもちゃは、ボードに輪ゴムをはめて形を作るおもちゃです。
自由に模様を作ったり、カードを下に置いて同じ形を作ったりして遊びます。

色や大きさが様々な輪ゴムが入っているため、はめる輪ゴムによっては指先に入れる力加減も変わってきます。
特に、”いつも力を入れすぎてしまう、力加減がわからない”というお子さんには、繊細な輪ゴムを扱うという経験は、力の入れ方をコントロールする力を育てることにもつながります。

このおもちゃの良い所は、想像力や空間認知の力も育ててくれる所です。
”輪ゴム”という抽象的な物(ただの丸いゴム)から、具体的な物(例:魚の形)を作るという経験は、想像力の向上につながります。
「こんな風に作るとこういう形になるんだよ!」という発見も多くあるかと思います。
また、見本のカードを横に置きながら同じ形を作るという経験は、空間認知の力を育ててくれ、文字を書く力にもつながります。

この商品はピンの個数が異なる2つのボードが同封されていますので、お子さんの発達段階や興味関心に合わせ、レベルを選択できるようになっています。
完成したものを写真に撮るなどして保管しておくことで、お子さんの自信にもつながりやすいかと思います♩

ドキドキクラッシュ

このおもちゃは、「日本おもちゃ大賞」で大賞を受賞しているだけあって、子どもにも人気が高く、多くの学びにつながるおもちゃです。

これは、人体模型に内臓や骨のパーツを埋め込んで遊ぶゲームです。
強くはめ込んでしまうと、これまではめていたパーツが飛んできます。
これがとてもドキドキするのです…!
状況に合わせて音楽が変わるので、その演出でもまたドキドキ度が増します。

付属のピンセットを使って臓器をはめ込んでいくのですが、ピンセットが2wayになっており、難易度を選択することができます。
お子さんの手先の操作性に合わせて、ルールを設定して頂けたらと思います。普段の生活で、”力加減がわからない””物を投げるように置いてしまう”などの課題があるお子さんには、ぜひこのおもちゃで遊んでみてください。

人体模型という所が子ども心をくすぐるようで、療育や学校現場でも非常に人気の高いおもちゃでした。
パーツが飛び出ることを笑いに変えられるのが、このおもちゃの良いところだなと思います。
「心臓ってここにあるんだ」「肺って2つあるんだね」などと、遊びながら知識を積み重ねていける所も素敵ですね。

またこのおもちゃは、感情コントロールに苦手さのあるお子さんにもお勧めのおもちゃです。
「ドキドキすると手がぎゅーってなるよね」「ドキドキすると心臓がバクバクいうよね」などと、身体の変化を言葉にして伝えてあげられると良いかと思います。
「ちょっと落ち着こう、落ち着くために何する?」「深呼吸しようか」と伝えることで、自分で気持ちをコントロールする練習にもなります。

ドキドキを楽しめるお子さんには、ぜひ遊んで頂きたいおもちゃです♩

★ 記憶力

テディメモリー

これは、テディベアの形をしたカードゲームです。
カードを裏返して神経衰弱をします。

このカードのすごい所は、”裏返すと全て同じ形なのに、表の絵柄は全然違う!”という所です。
特に、テディベアだけではなくパンダの絵柄もありますので、子どもたちがとても驚くのです。
「ねぇ、見て!同じ形なのに絵が違うんだよ!」と気付いて教えてくれる子もいました。

そしてなんと言っても、描かれているイラストがとても可愛いのです。
子どもたちもカラフルな絵柄を見て、「やりたい!」と積極的に取り組んでくれることが多いゲームでした。
イラストが可愛いため、カードを使ってままごとをしたり、型紙にカードを置いて枠をなぞり、オリジナルのテディベアカードを作ったりすることも楽しいかと思います♩
カードが丈夫な作りになっているため、トランプのように折り目がついたり破れたりしにくい所も使いやすいポイントです。

一般的な神経衰弱は、”見たことを記憶すること”に繋がる遊び方ですが、テディベアに名前を付け、1枚ずつカードを出して名前を言い合うという遊び方では、”聞いたことを記憶すること”につながります。

お子さんの得意・不得意に合わせて遊んで頂きたいカードゲームです♩

メモリーチェス

これは、記憶力を育ててくれるおもちゃです。
下半分に色がついているチェスを、穴の開いた盤上にはめていきます。
チェスが盤上に入ると、色は全く見えなくなります。
色の付いたサイコロを振り、出た目の色のチェスを取るというゲームです。
どの色のチェスがどこに入っているのかを覚えておく必要があるため、記憶力を育てることにつながります。

チェスは全部で24個あり、円を描いて穴が配置されているため、難易度は高くなります。
しかしこのゲームは、記憶力だけではなく、チェスを差し込む操作が手先を育ててくれたり、色の勉強になったり、順番に取り組むという練習になったりと、とても多くの力を育ててくれます。
木製で目にも優しい作りをしており、ある程度の重量感と大きさがありますので、子どもの興味を引きやすいおもちゃです。

”見たことを記憶すること”に苦手さのあるお子さんには、まずはチェスを減らした状態で遊べると良いかと思います。
場所を覚えにくいお子さんには、「緑は上にあるんだね」「赤は黄色の隣にあるね」などと声を掛けることで、”覚えるためのヒント”を伝えてあげられると良いでしょう。

お子さんの得意・不得意に合わせて調節をしながら遊んで頂きたいゲームです♩

はらぺこあおむしメモリーゲーム

子どもからも大人からも大人気の、はらぺこあおむしの神経衰弱カードです。
なんでしょうね、なんでこんなに可愛いのでしょうね。
何年経っても変わらずの人気です。
カラフルな色使い、出てくる食べ物の魅力的な描写、蝶々の美しさ、どれも子どもの興味を引く要素ばかりです。
はらぺこあおむしのカードだけあって、子どもに「これやる?」と尋ねると、高確率で「やる!」と答えてくれます。

このカードはサイズが小さいため、大きく広げなくてもゲームができる(見なければならない範囲を狭くできる)ことが特徴かと思います。
ただし、裏の模様がとてもカラフルなのです。
様々な色使いと特徴的な柄がプリントされており、人によってはやや刺激が強いと感じる方もいらっしゃるかと思います。
目で見た情報(視覚情報)が頭に入ってきやすいお子さんには、刺激が強過ぎるため、”探すこと”に苦労するお子さんもいらっしゃいました。
「それでもやりたい」のか、「疲れてしまうからやりたくない」のかはお子さんによりますので、お子さんの特徴を踏まえた上で遊んで頂けると良いかと思います。

神経衰弱以外でも、「これなーんだ?」と物の名前を答えてもらうクイズを出したり、「このカードと同じ物どーれだ?」とマッチングのクイズを出したりする遊びも楽しいかと思います。

お子さんの特徴に合わせて、楽しい雰囲気の中で遊んで頂きたいゲームです♩

きおくカード

これは、主に記憶力を育てるカードです。
小さいチップのような作りになっており、カードを裏返すことで神経衰弱として使うことができます。
カードは、乗り物や果物、動物や調理器具など、全部で9種類のカードが全部で108枚入っています。

「こぐま会」という、幼児教育の教室を展開されている組織から出されているカードで、「このカードで遊ぶことでどういったことが学習できるのか」が箱にしっかりと記載されています。
記載されている学習内容は、絵の記憶、位置の記憶、表と裏の記憶、仲間あつめ、仲間はずれ、お話づくりです。
それぞれの具体的な使い方は、こぐま会のネットショップから見ることができます。

とても優しいタッチでイラストが描かれており、シンプルで分かりやすいカードです。
記憶力だけではなく、お子さんの発達に合わせて様々な使い方ができます。
特に療育機関でのご使用をお勧めします♩

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