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お話作り

イメージする力


このプリントは、管理人お勧めのプリントです♪
様々な現場で使われている教材ですが、無料での配信はなかなかありませんでした。
ぜひ多くの方に取り組んでいただきたいプリントです。

このプリントは、4つの絵を時系列に沿って並べてもらうものです。
枠をハサミで切り取り、数字が見えない状態でお子さんに渡してください。
「この4つの絵を並べて、お話を作ってみてね」と言って渡せると良いでしょう。
お子さんが並べられたら、「どういうお話か教えて」と聞いてみてください。

このプリントを解くためには、文脈を理解する力、絵から状況を判断する力など、主にイメージする力を必要とします。
お子さんが人の表情や状況を読み、文脈を理解できているかどうかを確認しましょう。























【保護者の方へ】
最初のうちは、時系列に沿って並べることが難しいお子さんもいらっしゃるかと思います。
そのような時は、「これだとおかしくない?」と指摘するのではなく、「お母さんはこうやってみたよ。この子が泣いているから、ここに来ると思ったの」などと、「なぜその配列にしたのかのポイント」を一緒に伝えられると良いでしょう。

また、可能であれば登場人物の気持ちも一緒に確認できると良いかと思います。
「この子はどんな気持ちだと思う?」とお子さんに尋ねたり、「気持ちのカード」を使って、「この子の気持ちを選んでみて」と伝えたりしても良いでしょう。
自分ではない人の状況や気持ちをとらえることは、人とコミュニケーションを取る上で大切な力となります。
少し時期を空けて再度取り組んでもらうことで、お子さんの成長も確認できると思いですね♪

【専門職の方へ】
カードをラミネートすることで、長く使っていただけると思います。
時系列に沿ってカードを並べたり、登場人物の気持ちを推測したりすることができるようになったら、次のステップに進んでみてください。

A3の紙を横にし、カードを左から時系列に沿って、下の方に貼り付けます。
上に向かって人物に吹き出しを描いたものをお子さんに提示します。
「どんなセリフを言っていると思う?」と尋ねながら渡せると良いかと思います。
他者の気持ちや状況からセリフを導くためには、他者視点をもつ必要があります。ぜひ、その練習にも使っていただけたら嬉しいです。

また、セリフが上手に書けるようになったら、次は心の中の言葉の吹き出しも描いてあげると楽しいかと思います。実際に発している言葉と、心で思っていることが異なる場合があるということを、このプリントを通して学んでいただけたら嬉しいです♪

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